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生活訓練施設とは?障がい者の健やかな精神を育むための工夫を解説!

生活訓練施設とは?障がい者の健やかな精神を育むための工夫を解説!

障がいや精神的な事情など、さまざまな理由で、生活訓練施設での訓練を受ける方もいらっしゃるでしょう。その場合、生活訓練施設とは、どんな場所なのか気になるものです。

この記事では、そんな皆様のために生活訓練施設の概要を伝えます。そして、生活訓練施設が利用者の健やかな精神を育むために行っている工夫についても解説します。

生活訓練施設とはどんなところ?

生活訓練施設とは、障がいのある方々の健やかな精神を育む場所です。施設によって多少の違いはありますが、大体の共通点は以下の内容です。

・知的障がいや精神障がいのある人の生活力向上のための施設
・利用期間は2年
・訪問型・通所型・宿泊型がある
これらについて、詳しくお伝えします。

知的障がいや精神障がいのある人の生活力向上のための施設

生活訓練施設は、知的障がいや精神障がいのある人のための施設です。主に生活力向上のためのプログラムに基づいて、さまざまな訓練を行います。対象者の例は以下です。

・入所施設を退所している人
・病院を退院したが、地域での生活に不安がある人
・特別支援学校を卒業したので就職のために生活能力を上げたい人
・精神などの疾患で通院中だが、病状は安定している人
・いずれ一人暮らしをしたいので生活力や社会性を身に付けたい人

利用期間は2年

生活訓練施設の利用期間は2年とされています。しかし、長期入院などでなかなか日常生活に戻れないという方は、3年に延長可能です。延長したい場合は、市区町村に利用延長を申請します。それが認められれば、原則1年延長できます。

生活訓練施設の種類

生活訓練施設には種類があります。大まかに分けて3種類あり、それぞれの役割を担っています。

・訪問型
・通所型
・宿泊型

訪問型は、退院間もないなどの理由で施設に通所できない人のためのものです。または、グループでの訓練が精神的につらい人、引きこもりタイプの人にもおすすめです。施設のスタッフが利用者の自宅を訪問し、訓練を行なったり、話を聞いたりして支援につなげます。

通所型の生活訓練施設は、施設に通って訓練を受けます。訓練が行われる時間帯は、施設によって多少異なりますが、午前中から夕方までです。施設によっては、車での送迎があります。

宿泊型は、昼間働いている人、障がい福祉サービス事業所、デイケアなどの利用者が対象です。夜の宿泊施設として、帰宅後の食事のしたくなどを行います。

障がい者の健やかな精神のために生活支援施設が行う工夫

ここからは、生活訓練施設が利用者のために行っている独自の工夫についてお伝えします。こうした工夫は、障がい者の健やかな精神を育むためのものです。以下の3つに関してピックアップしました。

・楽しめる創作活動
・地域の人と楽しめる企画
・楽しめるグループワーク

楽しめる創作活動

施設によってやることは異なりますが、障がい者の精神を安定させるために、楽しめる創作活動を行っています。たとえば、以下の活動があります。

・クルミの創作
・園芸
・魚の養殖
・農業

どれも心がワクワクするような楽しい活動です。障がい者の健やかな精神を育めるでしょう。

地域の人と楽しめる企画を立てる

地域の人と楽しめる企画を行う施設もあります。たとえば、地域の方にお料理を作ってもらって一緒に販売する、一緒に料理を作るなど、さまざまなイベントが考えられます。地域の人に施設の存在を知ってもらえれば、利用者としてはうれしいものです。また、一緒に行動することで社会性が育つので、生活訓練の一環になります。

楽しめるグループワーク

グループワークを楽しむことも精神衛生上、良いことです。レクリエーションで軽い運動をする、季節の行事を楽しむ、外出訓練をするなどが考えられます。楽しみながら集団に対応するスキルを身に付けられます。また、人と過ごすことで前向きな気持ちになるので、精神面でも良いものです。

生活支援施設のプログラム内容

ここからお伝えするのは、生活支援施設のプログラム内容です。以下にその内容を挙げました。

・生活力を高めるためのプログラム
・精神面のためのプログラム
・社会生活のためのプログラム

日常の生活能力を高めるためのプログラム

日常的な生活能力を高めるためのプログラムがあります。

・入浴、排せつ、食事のしたくなど基本的な日常生活に関する訓練
・お金の使い方、冬場に風を引かないようにするなど、季節による体調管理の訓練

精神面を高めるためのプログラム

施設によって異なるものですが、精神面を高めるためのプログラムもあります。

・自分の得意な事、苦手な事を理解する
・ストレスのコントロール方法を知る
・自分なりにリラックスできる方法を身に付ける

社会生活を育むプログラム

社会生活を育むためのプログラムは以下です。ただし、生活支援施設によって、多少異なる場合があります。

・電車やバスの利用の仕方
・金融機関の利用の仕方
・公共施設の利用の仕方

まとめ

生活支援施設は、障がいのある人たちが健やかな精神で暮らせるように支援するところです。施設それぞれのやり方で利用者が精神的にリラックスできるように工夫しています。

「特定非営利活動法人 あさひ」は、障がいを持った人たちが生き生きと生活できる施設です。独自の支援の仕方で、利用者の健やかな精神を育んでおります。ぜひとも、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

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