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家族の身体的負担も軽減できる!入浴介助サービスのメリットをご紹介

家族の身体的負担も軽減できる!入浴介助サービスのメリットをご紹介

自宅介護では、食事や移動・排せつなどさまざまなケアを行います。しかし、家族にとって負担が大きいのは、入浴介助でしょう。とくに、老々介護の場合は、体力的にも難しくなります。

そんな介護者の負担を減らすために、入浴介助サービスがあるのです。介護者だけでなく、要介護者にもメリットがあるサービスなので、その全容についてご紹介します。

入浴介助サービスとは

入浴介助サービスとは、高齢者や身体障がい者などが入浴時に必要な介助を提供するサービスです。入浴は、身体の清潔を保ちリラックスするために重要な活動です。高齢者や身体障がい者の中には、入浴時に自分で身体を洗うことや、浴槽から出られない人もいます。入浴介助サービスは、専門の介護スタッフが、利用者が安全かつ快適に入浴できるように支援するサービスです。その際の、入浴時の身体介助や入浴用具の準備や後片付けなども行います。

入浴介助サービスと入浴介護の違い

入浴介助と入浴介護は、同じものだと混同されがちですが、定義が異なります。入浴介助はスタッフ1名で行いますが、入浴介護は、看護師1名を含む2名もしくは3名のスタッフで行います。看護師による介助が行われる・行われないという点が異なるのです。

家族による入浴介助は難しい

サービスを利用しなくても、家族で入浴介助をすればいいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし、実際に行うと、家族による入浴介助は難しいことが分かります。以下では、その理由について解説します。

入浴介助は介助する側の身体的負担が大きい

家族が入浴介助を行うのは、体力的に大変でしょう。足腰への負担が大きく、怪我をしやすいというリスクがあります。裸の状態では、つかめる掴める部分が少ないため体を支えるのが難しいうえに、体が濡れているため滑りやすくなります。転倒事故を起こしやすく、危険が伴うのです。

時間的な負担が大きい

入浴介助は、入浴する時間だけでなく、準備する時間や後片付けにかかる時間も加わります。入浴中に浴槽内で失禁された場合は、お湯を入れ替えたり、掃除したりといった作業も、行わねばなりません。想像以上に時間的な負担が大きくなります。

安全面への配慮が難しい

家族が入浴介助をする場合、安全面での配慮も難しくなります。寒い季節は、入浴時と入浴後の寒暖差が大きくなるため、ヒートショックを起こしやすくなるのです。入浴の度に、寒暖差が少ない環境に整えるのは大変で、精神的疲労も大きくなるでしょう。

入浴介助サービスのメリット

以下では、入浴介助のメリットについて解説します。

安全に入浴できる

入浴介助サービスでは、入浴の前後に体調のチェックが行われます。健康状態が良好であることを確認してからの入浴なので、安心です。また、寒暖差の調整がされているのでヒートショックのリスクも低くなります。入浴介助することを考慮して、手すりやシャワーチェア・滑り止めマットなどの設備も整っており、事故のリスクも軽減されるでしょう。

介護者の負担が減らせる

入浴介助は、介護業界においても大変なケアの1つに数えられます。入浴介助サービスを利用することで、時間的な負担や体力的な負担を軽減できるでしょう。入浴介助という大きな負担を減らすことで、介護の継続がしやすくなるのです。

入浴介助サービスを利用するには?

ここからは、入浴介助サービスを利用する方法について解説します。

デイサービスを利用する

デイサービスを利用することで、入浴介助サービスを受けられます。レクリエーションや食事の提供とともに、入浴介助サービスも行われているのです。事業者によっては、入浴介助サービスのみを受けられるところもあります。レクリエーションが苦手な人は、入浴特化型デイサービスを利用するのがおすすめです。ただし、デイサービスは要介護認定で要介護1~5の認定を受けた方しか利用できません。要支援1~2の認定では、デイサービスは利用できないので注意が必要です。

訪問入浴介助サービスを利用する

訪問入浴介助サービスは、自宅で入浴介助が受けられるサービスです。通常は利用者宅の浴槽を使いますが、簡易浴槽が持ち込まれる場合もあります。訪問入浴介助サービスは、要介護1~5の認定を受け、主治医から入浴が許可されている人のみ利用できます。また、条件によっては要支援1~2でもこサービスを受けることが可能です。

入浴介助サービスを利用する流れ

入浴介助サービスを利用するには、まず要介護認定を受けなければなりません。認定を受けたら、担当のケアマネージャーを決め、デイサービスもしくは訪問入浴介助サービス紹介してもらいます。サービスを決定したら、利用規約や料金などの説明を受け、合意したらサービスの利用開始となるのです。

まとめ

介護の負担が大きすぎると、介護することにストレスを感じ、継続できなくなる可能性があります。入浴介助は、介護ケアの中でも負担が大きいものの1つなので、プロに任せるのが良いでしょう。入浴介助サービスは、介護者の負担を減らし要介護者が安全に入浴できる一石二鳥のサービスです。

「特定非営利活動法人 あさひ」は、入浴介助サービスや食事サービスなどの介護付きの下宿で、高齢者や体の不自由な方が、快適に過ごせる環境を提供しております。介護施設という概念ではなく、楽しく過ごしながら社会的に自立できる訓練も行っておりますので、支援が必要な場合はいつでもご相談ください。

 

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